[オレリョン(公衆電話):]
オレリョン(公衆電話)
僕がブラジルに来た1990年代にはオレリョンは普通にどの通りにもあった。 当時、僕にとって、オレリョンは女の子への唯一の通信手段だった。 ズボンのポケットには常に専用コインが入っていたものだ。 2000年ごろからか? 携帯電話が使われるようになり、いつのまにかオレリョン専用カードが出回った。そして次第に通りからオレリョンは消えていった。 オレリョンはどんなに破壊されても修復され、未だに通りのどこかでひっそりと電話をかけに来る人を待っている。