第２部「バレエ」
　今年のバレエプログラムには、外部の若者達によるヨサコイ・ソーランが二曲取り入れられました。25日には第１アリアンサ日本語学校の生徒達が、３０日の公演には、ビリグイ市の若者達が、自分たちで振り付け、構成をユバが協力、指導したものです。しかも、嬉しいことに、この両チームともが、サンパウロにおけるyosakoi大会で上位入賞を果たしました。

＊ユバ農場では1940年代から、ピアノやコーラス、劇、遊技などの文化活動を生活の一部として日々行うようになり、その活動成果を、近在の村人達を招いて公開するようになりまた。
しかし、この公演は「劇や遊技を見せる」と言うことではなく、「奥地農村においてもこういう生活は可能なのだ」という創設者・弓場勇の理想の証、問題提起としての公開でした。
そして、その夢の具現化に大きな転機をもたらせたのが、舞踊家・小原明子さんのユバ入りでした。以来50年近い年月の中で行われてきた本格的なバレエ指導と絶え間ないレッスンの下、二世から三世、四世へと世代は受け継がれ、バレエ団は今日まで継続されてきました。