2008年のクリスマスの集い、今年も大勢のお客さんが来てくださいました。
　毎年１２月２５日と３０日に同じプログラムを上演する恒例のユバのクリスマスの催しは、第一部「音楽」、第二部「バレエ」、第三部「お芝居」と三部まであり、約３時間の上演時間となっています。
　今回は、一部と二部の間に、「私たちのユバ農場」という、写真とナレーションで綴ったユバの創設から現在に至るまでの歴史スライドショーを上映し、とても好評でした。しかも、そのバックミュージックは"生演奏"という贅沢な構成でした。この特別プログラム上演の成功は、企画を聞いて即協力を申し出てくださったサンパウロの音楽家、福田ヒカルド氏の友情と長年福田氏に指導を仰いでこられた、リベロン・プレット市の演奏家の皆さんのご厚意のおかげでした。

＊ユバ劇場ミニ紹介
舞台写真では都会の劇場と変わらないようにも見える「テアトロ・ユバ」(Teatro Yuba)、１９６１年に建設したもので、間口・１０ｍ、奥・１２ｍ、高さ・４．３ｍの、とても使いやすい舞台です。しかし、客席は背もたれもない椅子、床は砂地という半野外の建物です。そういう意味では少々荒っぽい芝居小屋ですが、日常、客席はガレージとして使い、舞台は穀物の乾燥場などとして利用しています。開設以来今日まで、この舞台で行われた催しは、ユバの公演の他に国内外の劇団やバレエ団、音楽家などの公演を含めると約600ステージを越えます。